エアコンの調子が悪いときはフィルターを疑え?

生活の知恵

設置して6年目のリビングのエアコンが、ここ1年ほど調子が良くありません。

・冬は床まで温風が届いていたのに届かず、部屋の暖まりも悪い。

・夏は設定温度になる前に冷房をやめてしまったり、風量を変えただけでも冷房が止まる。

冷媒ガスが抜けた?或いは温度センサーの故障?などと勘繰りましたが、点検を依頼する前にとりあえずフィルターを清掃してみることにしました。

エアコンは日立製(RAS-VL63D2)で、フィルター自動お掃除機能(お掃除ロボット)が付いたタイプです。そういえばこの5年間、自分では一度もフィルターをメンテしていなかったなぁ。

取説を探し出してカバーを開けてみると、ありゃりゃ・・・フィルターが目詰まりしてるし。

ホコリがびっしりで、向こうが見えません(苦笑)

これじゃ空気を吸い込めなくて、ファンが回ってもカラ回りして温風が床まで届かないワケだ。冷房時も、おそらく室温センサーあたりに冷気が逆流して、室温を正しく認識できなかったものと推察。

早速、フィルターを掃除機で清掃して装着しスイッチを入れると、案の定何事も無かったかのように正常に運転してくれました。

掃除の途中でフィルターをセットして、透け方の違いを撮ってみました。

私見ですが、最近のエアコンは従来のものに比べて

①これで空気が通るのか?と思うほどフィルターの目が細かく、またフィルターの取り付け精度(気密性)が高いためフィルター枠と本体の隙間からもホコリが侵入しにくい。

②フィルターの面積を広く取ることで通過する空気の流速を落とし、フィルターの目の細かさから来る空気抵抗の上昇を抑え、また目詰まりしにくくしている。

ように感じられました。なので、フィルターが目詰まりした場合はそれが裏目に出る訳です。

なお、フィルターの目が細かいため熱交換器フィンへのホコリの付着は極めて少なく、コカツは今回このエアコンの設計思想が正しいことと、使用者の怠慢が優秀な機器の足を引っ張っていたことを理解したのでした。疑って申し訳ありませんでした。

ちなみに、お掃除ロボットは正常に稼働しており、フィルターから除去したホコリはダストボックス一杯に入っていました。ダストボックスに詰め込むように入れるので、5年分のホコリを貯めてなお、まだ余裕がありそうでした。何年分までいけるか試そうか?という考えが一瞬頭をよぎりましたが、つまらなさそう(シャレか?)なのでやめておきました。

ともあれ、お掃除ロボットだけではフィルターの目を詰まらせるような細かいホコリは取り切れないことがわかったので、せめて2~3年に一度くらいは人力でフィルターを清掃しないとダメ、というのが今回コカツが得た貴重な?教訓です。もしかして常識??

タイトルとURLをコピーしました